「第21回 北区環境展」が2026年10月17日(土)、東京都北区立 王子第一小学校にて開催されました。
本イベントは、北区に拠点を置き環境保護に取り組む企業や非営利団体が参加し、子どもたちが環境について学ぶ機会を提供するものです。教室での授業に加え、校庭では藍染め、押し花の栞づくり、廃油由来の石鹸を作る体験などができる各団体によるブースが設置されました。
当法人ベジプロジェクトジャパンは、教室で児童を対象とした出前授業を行い、校庭ではブースを出展して環境負荷の低いヴィーガン食について紹介しました。
当法人は6年生の3つのクラスを対象に、出前授業を行いました。児童の保護者の皆さまも授業を熱心に聞かれていました。
授業ではまず、環境問題がなぜ問題なのか、取り組んで行かなければいけないことなのかについて話しました。続いて、こうした環境問題に対して、私たち一人ひとりにできることは何かを考えました。その一つとして紹介したのが、毎日の食事でたんぱく質を何から摂るかを選ぶことです。動物性のたんぱく質に比べて、植物性たんぱく質は、より少ない土地や資源で作ることができます。そのため、植物性たんぱく質を選択することは、森林の消失や地球温暖化といった環境への負担を減らすことに繋がることなどを説明しました。さらに、植物性の食事は動物にとっても、私たち自身の体にとってもやさしい選択であることも伝えました。
身近な食材も動物由来ではないヴィーガンと呼べるものがあること、外食チェーン店を含む飲食店でもヴィーガンの選択肢が増えてきたこと、ヴィーガンのラーメンやハンバーガーなどを紹介すると驚きの声が上がりました。さらに、当法人のヴィーガン認証マークも紹介しました。スーパーなどで買い物をする際に、マークを探してみることをおすすめし、日常の中でヴィーガンの選択肢に気づくきっかけを提案しました。

授業には生徒たちが積極的に参加し、自分の言葉で考えを述べる場面も見られました。
授業後に匿名で行ったアンケートでは、約91%の生徒が授業を聞いて環境問題への関心が高まったと回答し、約87%の生徒が授業を聞いて植物性たんぱく質をより積極的に摂りたいと回答しました。また、自由記述の欄では、ほとんどの生徒がこれまで地球環境と食べ物を結び付けて考えたことがなかったものの、今回の授業を聞いて発見や驚きがあったこと、何かしら行動を変えようという思い、ヴィーガンに興味をもったことなどが記載されていました。自由記述の一部を紹介します。生徒の皆さんの素直な感想は、本記事の最後にも続きます。
地球や動物とかを守るために魚や肉を食べないように心がけようと思った。今日学習して、お母さんとお父さんにもヴィーガンのことを教えようと思った。
地球温暖化で動物が困っていることを知れて自分でも食生活を見直して地球を守りたいです。
私は、ベジタリアンが動物にやさしいということを知りました。私は、動物が好きなので、知れて良かったです。また、地球にも良いということがわかりました。このことについて興味をもったので、くわしく調べてみたいと思いました。
ヴィーガンへの理解を深める展示ブース出展
校庭に設置されたブースでは、当法人はカードをめくりながら、私たちの食の選択が環境・動物・人々の暮らしとどのように繋がっているかを考えるクイズ形式のゲームを実施し、ヴィーガンについて学べるリーフレットを配布しました。また、スーパーやコンビニでも見かけるヴィーガン認証商品の展示を行い、日常にもヴィーガンの食事の選択肢が身近にあることをお伝えしました。
出前授業の後には、授業をきっかけにヴィーガンに関心をもってくださった児童の皆さんと、授業を見学された保護者の皆さまが、次々とブースに立ち寄ってくれました。
本イベントは、東京都北区環境展実行委員会事務局(北区NPO・ボランティアぷらざ)の企画・運営、東京都北区、 東京都北区教育委員会、国土交通省荒川下流河川事務所の後援により開催されました。
関係者の皆様、出前授業と展示の機会を提供くださった北区立王子第一小学校様、見学に訪れてくださった保護者や区民の皆様、当日の展示ブースのお手伝いをしてくださった当法人の会員、ボランティアの皆さま、そして積極的に授業に参加してくれた生徒の皆様に、御礼申し上げます。
環境問題と食べ物、ヴィーガン食の良さを紹介する授業を受けた生徒の感想(一部抜粋)
ぼくは、植物性の食べ物でもたんぱく質を摂れることを知った。スーパーで買い物をするときにもVEGANのマークのものを買ってみようと思った。また地球環境に興味をもてた。
ヴィーガンの話を聞いて私は、みんながお肉を食べる量を減らせば動物一匹一匹を大切に育てられるということを知って、もっとお肉の量を減らしたいと思いました。そして、地球の環境のためにもなると聞いて、すごいと思いました。
今まではヴィーガンは関係ないと思ってたけど実際には環境にも動物にも体にも良いから、これからはヴィーガン料理を食べていこうと思う。
今回の授業で、ヴィーガンという動物のものを食べない人たちや環境への影響など、いろいろなことを知った。ハンバーガーやドーナッツ、ラーメンなどもヴィーガンのものがあるらしく、びっくりした。これからはご飯を1人で作れるようになったらヴィーガン食品を取り入れたご飯にしていきたいと思った。
動物の命の大切さは等しいはずなのにペットを大切にし、食用の肉は大切にしないことが良くないと思った。だから動物たちのためにも植物由来のものを食べようと思った。人が楽しく過ごすために地球温暖化を防ぐためにも大切だと思った。
この授業を聞いてヴィーガンや地球環境について興味をもちました。なのでこれからは、ヴィーガンの料理を食べて動物にもやさしい環境にしていきたいです。そして植物由来の豆腐を食べて地球環境を大切にしていきたいと思いました。
自分が誰かに食べられると悲しいしこわいと思うからブタさんや牛さんたちもこわいと思っていると思うから毎日肉ではなく豆腐や大豆などの食事もしていきたいと思う。
今までは大豆などの植物性たんぱく質の良さがいまいち分からなかったけど、これにも良いところがあることが分かった。だから植物性の料理も食べてみたいと思った。
ベジタリアンやヴィーガンという言葉を聞いたことはあったけど、意味を知らなかったので今日知れて良かったです。環境や動物のために、植物性由来の食べ物を買ったり食べたりしてみようと思いました。
地球温暖化などはお豆腐などの植物のたんぱく質をとることで少し良くなるんだなと思いました。これまではよくそのようなことが分からず、興味もあまりありませんでしたが、お話しを聞いてヴィーガンのことに少し興味がもてました。これからは野菜を多くしたり、ヴィーガンの食品を見つけたら食べて、地球に少しでもやさしくしようと思いました。家族にも、その話をして家族で植物性たんぱく質のものをたまには食べようと思いました。
ほぼ全員の生徒にとってヴィーガンが環境に良いことは初めての視点でした。新しいことを聞き、戸惑う生徒もいたと思いますが、1限45分という短い時間で授業を聞いて考えを巡らし、感想を書いてくれました。ここではほんの一部しか紹介できませんが、ほとんどの生徒にとって新しい可能性を知る、考えるきっかけになったことを伺うことができました。当法人も今回の環境展への参加を通して、伝えることの大切さ、みんなが考える大切さを改めて感じることができました。