未来を作る学生さんたちに向け、地球のこと、動物のこと、私たち人間のこと、様々な問題と私たちの食の選択の関係、プラントベースやヴィーガンという生活の仕方についてお伝えさせて頂く機会を頂きました。

これからも続けて参りたいと思いますので、講演会やイベント主催に関心のある方はベジプロジェクトまでご連絡くださいませ。

以下は、7月に実施した3大学での講演会の報告をいたします。
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千葉商科大学 @International Square

 

 

2022年7月12日に千葉商科大学のInternational Squareにてベジプロジェクト代表の川野より講演「プラントベースのライフスタイル」をさせていただきました。

千葉商科大学は、日本初の「自然エネルギー100%大学」をめざし昨年度は100%を超えた実績をもたれているなど、様々な先進的な取組みをされています。

同大学のInternational Squareでは、英語を話すスタッフが常駐し、学生が英語のスキルアップをしたり異文化交流をしたりできる場所です。また定期的にグローバルな視野を広げるイベントも開催されています。

今回はINTERNATIONAL WEEK企画の一環でベジプロジェクトにお声がけを頂きました。

講演では、はじめに地球環境問題や食糧問題、平和問題など今の社会にある課題と食の選択がどのように繋がっているか、という点からお話しをさせて頂きました。またヴィーガンとSDGsとの関連性や国内外のヴィーガン市場の動向をお伝えし、ヴィーガン食品の日々の生活への取り入れ方などをご紹介しました。

講演後は、
「おすすめのヴィーガンレシピを教えて欲しい。」
「日本の伝統食材がヴィーガン食というのは新しい発見だった。ヴィーガンは(取り入れるのに)ハードルが高いように感じていたが、伝統食材なら簡単に取り入れていけそう。」
といった質問や感想が参加された学生の皆様から寄せられました。

最後にスナック菓子、レトルト食品、調理用のソイミートなど、”実は身近にある”ヴィーガン認証取得商品を実際に手に取って見ていただきました。
講演会を企画してくださった千葉商科大学の職員の皆様、ご参加くださいました学生の皆様、職員の皆様に感謝申し上げます。
グローバルな社会問題と日々の私たちの食の選択がどう繋がっているのか、皆様に知って考えて頂くきっかけとなりましたら光栄です。

千葉商科大学によるリリースはこちら:https://www.cuc.ac.jp/news/2022/mstsps000002nxtq.html

 

大阪大学 豊中キャンパス 大学会館 アセンブリーホール

大学での講演会企画の話があがった当初、真っ先に名乗りを挙げてくれたのがベジプロジェクト大阪大学(ベジプロ阪大)の皆さんでした。
現在、ベジプロ阪大は、学食にヴィーガンメニューを導入するために9名の阪大生で活動しています。
具体的な活動内容は、食堂のスタッフさんとの打ち合わせ、SNSと用いた情報発信などです。

7月15日に行われたベジプロ阪大での講演会では、環境問題に焦点を当て、私たちの食の選択と環境問題がどのように関係しているのかを探るテーマでお話しをさせて頂きました。

気候変動、水や土地の汚染、熱帯雨林の消失、海を汚染するプラスチックの問題など、具体的に私たちの日々の食が及ぼす影響と、解決策としてのヴィーガン・プラントベースの食、取り入れ方をご紹介しました。

開場では参加者の皆様が時折メモを取りながら熱心にお話しを聞いてくださり、質疑応答では予想を超える質問やコメントを頂くことができました。

この講演会後にベジプロ阪大に参加したいという方や、ご自身がヴィーガンで困っていたという方もご挨拶に来ていただき、ヴィーガンメニューが学食においても求められていることとそれを導入する意義を痛感しました。

オンライン配信では不具合があり、8月4日に再度オンラインでのセミナーを開催することになりました。
当日のオンライン配信にご参加を予定されていました皆さまには、大変ご迷惑をお掛けし申し訳ございません。
今後は十分に準備を整えて取組んで参ります。

 

立命館アジア太平洋大学 APU

7月20日には、立命館アジア太平洋大学(APU)にて、「日本でプラントベースをとりいれていくには?」と題された講演をさせて頂きました。

ベジプロジェクト代表の川野陽子からプラントベースの概論や取り入れる理由をご紹介させて頂き、フィンランド出身でありAPUの職員の‪Johanna Korhonen(コルホネン・ヨハンナ)さんから、ベジタリアンとして暮らす上での海外と日本のプラントベースの事情をお話し頂きました。

また、ベジプロAPU/Hintの学生さんを交えたトークセッションも行いました。
学生さんからの質問に対してヨハンナさんと川野が答えながら、食べる事だけにとどまらず、コスメや生活用品など身近な動物が使われていたり動物実験がされている消費財、動物園や水族館といった動物が使われる娯楽施設に関しても話が膨らみました。

さすがAPUということもあり、講演会は終始、日本語と英語で行われ、参加者の学生さんの中にもインターナショナルなバックグラウンドをおもちの方も多数いらっしゃいました。

当日は、参加者の皆さんに実際にプラントベース・ヴィーガンのお料理を召し上がっていただく時間も設けました。NeoベジタリアンキッチンShalomさん(別府市)のケータリングを手配し、自然栽培で育てられた野菜でできたハンバーグや煮物などのお惣菜を大変美味しく頂きました。

今回の会でも、一緒にベジプロAPUとして活動したいと名乗りを挙げてくれた学生さんがいました。
このように、よりたくさんの方が関わりながらムーブメントを起こしていけると幸いです。