京都府亀岡市は、環境先進都市を掲げ、オーガニック給食にもいち早く取り組み出しています。その延長として、地元農業の更なる付加価値の向上に向けてプラントベースフードの普及・推進にも取り組んでいます。2025年2月19日には、市内の飲食事業者を対象にしたプラントベースフード・ヴィーガン料理の試食会が開催されました。市内の地元農産物の生産拡大や地産地消の促進、さらにインバウンド対応の強化のため、ヴィーガン対応メニューの導入店舗を増やすことを目的としています。

亀岡市主催 ヴィーガン料理試食会
プラントベースフードの試食会の様子

以前の記事にてご紹介しているように、昨年、当法人ベジプロジェクトジャパンの代表川野陽子桂川孝裕亀岡市長にヴィーガン対応の必要性とその可能性をお伝えしました。その際、桂川市長が共感してくださり環境のためのヴィーガン対応の取組みに賛同してくださいました。そのことがきっかけとなり、当法人はオーガニックライフスタイルEXPO in京都 2024では亀岡市と連携したヴィーガンミートのブースを出展させていただきました。

今回の試食会実施においては、桂川市長による講和に続き、川野がプラントベース・ヴィーガンに関するレクチャーを担当させていただきました。川野からは、ヴィーガンやプラントベースの基礎知識、取り組む意義、店舗での導入方法などについてご紹介しました。ヴィーガン対応と聞いて、難しいと思われる飲食店様もいらっしゃいますが、日頃使用している動物由来の素材を、大豆製品などの植物由来のもに置き換えることで対応できる場合もあります。お店や料理のジャンルを問わず対応できる方法が必ずあり、美味しいヴィーガン料理はより多くの方に喜んでいただけるため、ヴィーガン・プラントベースフードを取り入れることをご提案しました。

桂川市長の講和と川野のレクチャー

試食会では、大豆ミートを使用した「カツカレー」やパパイアを使った「そぼろ」、卵を使用しないで調味料で再現した「卵かけごはん」などが提供されました。オリエンタルヴィーガンの食の提供を続けているAogiriforest合同会社が試食の提供をされました。動物由来の食材を使わずに美味しく満足感のあるお料理が次々に提供され、参加者の皆様も進化しているプラントベースフード・ヴィーガン料理に驚きながら楽しんで試食をされていました。

亀岡市主催の事業者向けヴィーガン料理試食会の様子

当日の様子は京都新聞に取材され、記事でも紹介されました。

京都新聞の記事、亀岡市主催の事業者向けヴィーガン料理試食会

この試食会には、地元の飲食店やパン屋、パティスリー、農家の方々はじめ事業者の皆様、さらに亀岡市議の皆様も参加され、プラントベースやヴィーガンに関して理解を深めていただきました。このような機会をご用意くださった亀岡市役所の皆様、試食会へご参加いただきました皆様に御礼申し上げます。

 

同様のお取組みを検討されている自治体様、ヴィーガン・プラントベースメニューの導入をご検討中の飲食店様がいらっしゃいましたら、下記アドレスまでお気軽にお問い合わせください。
contact[at]vegeproject.org ※[at]を「@」にご変更ください。

また、これまでの自治体様との事業の一部を下記ページにてご紹介しています。
ベジタリアン・ヴィーガン対応のコンサルティング・協業