2024年10月9日~11日、ヴィーガンやアニマルウェルフェアに関する国際サミット「Farm Animal Day(AFAD)2024」がベトナムのハノイにて開催されました。

世界各国の組織で活動や研究を行う400名以上が集まり、最前線の情報交換とネットワーキングが行われました。当法人ベジプロジェクトジャパンは今年もご招待を頂き出席し、発表を行いました。

AFAD2024 – 開会式の様子

日本の自治体との取組みを世界に発信

当法人は日本におけるベジタリアン・ヴィーガン・プラントベースの選択肢を増やすために、企業、教育機関、官公庁、自治体などと協力し、活動を行っています。今年のAFADで行った講演では当法人の活動、特に自治体や国との取り組みについて発表しました。

日本では、ベジタリアン・ヴィーガン対応を推進する自治体が徐々に増えつつあり、当法人もこれらの取組みに参画したり監修したり専門家として協力させていただいていることを紹介しました。

例えば、当法人代表の川野陽子は2019年より、東京都が主催する事業においてベジタリアン・ヴィーガンに関するアドバイザーを務め、当法人がヴィーガンに関連する企画をサポートしています。その他、台東区や千代田区、福岡市亀岡市などの自治体の事業とも連携しながら、ベジタリアン・ヴィーガン対応を推進しています。

発表では、これらの事業に関わる中で培ったノウハウや、当法人の活動全般において大切にしている考え方を共有しました。

講演の後に行われたQ&Aセッションでは複数の質疑が寄せられ、講演終了後も多くの視聴者から感想が寄せられました。また、国際団体であるWorld Animal Protectionが翌日に行った講演において、当法人の発表内容を取り上げながら、プラントベースの選択肢を広める実践的な活動の模範例として日本で行っている活動を紹介してくださいました。

グローバルな協力体制の構築

AFAD 2024には、ProVeg、Sinergia Animal、Compassion in World Farmingなどを含む主要な国際団体から、各国で着実に成果を残しているローカルな団体まで、合計で164の組織が参加しました。情報交換やネットワーキングはもちろん、ヴィーガンに関するムーブメントの成長を知ることのできる機会となりました。

動物、地球、人々のために、それぞれの立場で努力している多くの方々との交流を励みに、今後も当法人は日本でのヴィーガンの選択肢を増やす取組みに邁進してまいります。。

当イベントを主催されたAFADおよびAVAサミットの皆様、当法人のスポンサー様、そしてサミットで交流することのできた皆様に深く感謝申し上げます。

 

AFADの対面開催は今回が2回目でした。初回は昨年、マレーシア・クアラルンプールで実施され、当法人も登壇者として招待を受けました。昨年の様子については以下の記事をご覧ください。
【報告】マレーシアで開催されたヴィーガン関連の国際サミットに登壇しました

昨年のAFAD、集合写真