2024年4月10日(水)〜12日(金)に東京ビッグサイトにて、事業者向け展示会「プレミアム・フードショー2024」が開催されました。
同展示会は、ヴィーガン・プラントベース、ハラール、オーガニック、グルテンフリーなど、多様な食のテーマに関する展示会です。例年どおり今年も、中食・外食に特化した国内最大級の業務用専門展「FABEX 2024」とそのほか食品・飲料に関する6つの展示会と合同で行われ、合計で5万5千人以上の参加者が来場されました。
当法人ベジプロジェクトジャパンは、同展示会との共同企画によりヴィーガン食品専門のエリア『ヴィーガンセレクション』を設置し、初日にはヴィーガン対応に関するセミナーに登壇しました。
『ヴィーガンセレクション』のエリアでは、ヴィーガン認証をご活用いただいている事業者をはじめ、ヴィーガン商材をおもちの事業者の皆さまにご出展いただき、肉・魚・乳製品の代替品、レトルト食品や冷凍食品など、家庭用商品から業務用の商品まで幅広く紹介することができました。当法人のブースではヴィーガン認証商品の展示や、当法人のヴィーガン・プラントベースの選択肢を広げる取組みの紹介をしました。
初日の4月10日(水)には、「事例から学ぶ、ヴィーガン・プラントベースメニュー対応ノウハウ」と題されたセミナーが開催されました。セミナーは当法人代表の川野陽子による講演と、東京マリオットホテル副総料理長の成松拓也氏による事例紹介の2部で構成されました。
第一部の講演において、川野はヴィーガン対応を行う理由やメリットを説明しながら、外食チェーン店や役所・会社の食堂、旅館・ホテルなどの多様なヴィーガン・プラントベース対応の事例を紹介しました。
事例の一つとして、昨年末にホテル雅叙園東京で当法人が開催したパーティーを紹介しました。このイベントの開催に向け当法人が協力させていただき、同ホテル初となる全てがヴィーガン料理で構成されたンビュッフェを完成させることができました。1ヶ月という短期間で前菜、メインディッシュ、スイーツなど全14品を準備することができた事例を通じて、ヴィーガン対応を初めてお取組みになる事業者の方でも実現できる方法があることを来場者の方に知っていただきました。加えて、ヴィーガン対応を支える様々な食材や、ヴィーガン対応を行う上での重要なポイントを紹介をしました。
第二部において、成松氏より東京マリオットホテルでのヴィーガン・プラントベース対応に関連するお取組みについてご紹介いただきました。
東京マリオットホテルでは、朝食のブッフェ、レストランのグランドメニュー、アフターヌーンティー、そしてカフェのテイクアウトメニュー等でヴィーガン・プラントベースの対応が充実しています。成松氏を筆頭に、同ホテルが早くからヴィーガン・プラントベースに携われてきた背景や、向合い方、取組み方などを、成松氏と川野との対談という形でお話しいただきました。
そのなかで、成松氏は事例として同ホテルで提供されたヴィーガンモンブランの開発を挙げ、食材の選定、見栄え、味の再現など、開発にあたってこだわった点、そしてお客様の反応について共有いただきました。日々現場に立ち指揮を執る成松氏による具体的で実践的なお話しは、事業者の皆さまにとって大変有意義だったのではないでしょうか。
今回の展示とセミナーは、多くの事業者様がヴィーガン・プラントベース製品や対応のメニュー開発に一歩進んでいただく機会となったことを願っています。
プレミアム・フードショーの事務局さま、「ヴィーガンセレクション」にご出展いただいた皆さま、そして当法人のブースやセミナーにお立寄りいただきました多くの事業者の皆さまに心より感謝申し上げます。
「ヴィーガンセレクション」に出展したヴィーガン認証取得企業様(50音順):
・あづまフーズ株式会社
・株式会社インフィニバリュー
・有限会社ウィンキューブインターナショナル
・株式会社風と光
・三育フーズ株式会社
・ジョイントファーム株式会社
・月島食品工業株式会社
・日本フードサイエンス株式会社
・美勢商事株式会社
・株式会社みそ半
・ミヨシ油脂株式会社
・株式会社山形屋商店
・C&G Miyazaki合同会社