2023年11月21日(火)に新潟県立大学にて「新潟県におけるプラントベースフード市場開拓の可能性を考える-産官学交流会-」が開催されました。当法人ベジプロジェクトは、企画当初より本事業に参画させていただき、プログラムの構成や運営等においてご協力させていただきました。また、当法人代表の川野陽子が『プラントベースフードへの理解を深める』というテーマで登壇させていただきました。

 

講演では、よく混同されがちなヴィーガン・ベジタリアン・ハラル・グルテンフリーなどの違いや、フレキシタリアン・プラントベースとは何か、ヴィーガンのもたらす環境や人、動物への効果についてなどを体系的にお話しさせていただきました。また、当法人の取組みとしてヴィーガン認証や、自治体・企業との連携、大学の食堂へのベジメニュー導入のサポートについても紹介いたしました。

この他、ご自身がベジタリアンの県立大学国際経済学部のTu Li-hsin講師は、新潟の生活で感じる食の選択肢の少なさ、そのような中でもベジ・ヴィーガン食材を見つけて楽しむ方法について等を写真を交えて紹介されました。また、当法人のヴィーガン認証を商品に取得されている株式会社JR東日本クロスステーション フーズカンパニー 十日町すこやかファクトリーの梅澤副工場長も登壇され、同社のプラントベースへの考え方やお取組み、実際に行って感じる課題や今後についてなどを講演いただきました。

最後の講演は、本交流会主催の国際経済学部ゴルシコフ研究室のゼミ生有志「チームまさる」の皆さんによる研究発表が行われました。昨年から調査・研究を重ねてきた内容に基づき、新潟県のプラントベースフード市場への参入を提案されました。

講演に続き、参加者同士の交流会およびヴィーガン商品の試食会が開催されました。そこでは、レトルトのリゾットやスープ、プロテイン飲料、デザートやスナック菓子、講演された十日町すこやかファクトリーの米粉のクッキーなど、幅広いヴィーガン・プラントベースの商品が試食提供されました。すべてがヴィーガン・プラントベースの商品で、動物由来原料を一切使用していないと聞いて驚かれる方や、ヴィーガン商品の種類の多さに感心される参加者の方も多くいらっしゃいました。

この交流会を通してヴィーガン・プラントベースへの関心や理解が深まり、今後の個人の生活や会社で事業を進めて行くうえでの変化につながりましたらとても嬉しく思います。また、地域連携や地域活性化の一助になりましたら幸いです。
ご参加くださった皆様、県立大学の教員・学生の皆様、主催の県立大学国際経済学部ゴルシコフ研究室の皆様に心より感謝申し上げます。