「第20回 北区環境展」が2025年10月18日(土)、北区立滝野川小学校にて開催されました。

本イベントは、北区に拠点を置き、環境保護に取り組む企業や非営利団体が参加し、子どもたちが環境について学ぶ機会を提供するものです。

当法人ベジプロジェクトジャパンは、校庭でのブース出展と、教室での児童たちを対象とした出前授業を行いました。

ヴィーガンについて学べるブース

当法人のブースでは、カードをめくりながら食の選択肢と環境・動物・人々の生活との関係を考えるクイズ形式のゲームを実施し、ヴィーガンについて学べるリーフレットを配布しました。ブース内にはスーパーやコンビニでも見かけるヴィーガン認証商品も展示し、身近にあるヴィーガンの選択肢を知る機会を提供しました。

小学生がヴィーガンについてブースで説明を聞く様子_北区環境展にてベジプロジェクト提供

食と環境の関係を考える授業を実施

4年生の3つのクラスに向けて、食と環境問題の繋がりをテーマにした出前授業を実施しました。

教室で手を挙げる児童と前で話すベジプロジェクトの講師の様子

授業ではまず、森林破壊や地球温暖化が人々や動物の生活に与える影響について考え、なぜ環境問題が深刻な問題とされているのかを一緒に考えました。

続いて、環境への負担を減らす行動の一つとして「植物性たんぱく質を摂る」ことを紹介しました。人は、たんぱく質を動物由来と植物由来のどちらから摂るかを選択できることを説明したうえで、豆類などの植物性たんぱく質を取り入れることが、資源の節約や地球温暖化の抑制に貢献し、ひいては人々や動物の暮らしをより良くすることに繋がる理由を解説しました。

最後に、豆腐や納豆以外にも、植物性たんぱく質が豊富で動物由来のものを使わずに作られるヴィーガン料理やヴィーガン商品を紹介しました。

授業では児童たちが積極的に手を挙げて参加し、活発な交流が行われました。

授業後に匿名で行ったアンケートでは、97%の児童が授業を聞いて環境問題への関心が高まったと回答し、児童たち全員が授業を聞いてから植物性たんぱく質に対する関心が高まったと回答しました。関心を持った一番の理由としては環境(45%)が最も多く、次いで動物(34%)、健康(21%)という結果となりました。

アンケート用紙には下記のような感想が寄せられました。

●ヴィーガン料理というけんこうにもよくかんきょうにもいい料理を知ってびっくりしました。またたべてみたいです。

●肉はおいしいからよく食べていたけれど、大豆でも肉とおなじようなえいようがとれるなら大豆の方がいいと思いました。

●かんきょう問題は地球の将来ではやくかいけつしないと私たちのゆめがかなえられないと思いました。ヴィーガン料理をもっと食べてみたいです。

本イベントを企画・運営し、お声がけくださった北区NPO・ボランティアぷらざの皆様、ブース出展および出前授業の機会を頂いた北区立滝野川小学校の皆様、そして真剣に耳を傾けてくれた生徒の皆さんに心より御礼申し上げます。

Published On: 2025年 10月 21日