東京大学の学生食堂にて、ついにヴィーガンメニューの提供が開始されました。
東大の学食では、平日毎日、ヴィーガンのメニューを選ぶことができます。

構想からおよそ3年、コロナ禍の影響も受けながら、また学生食堂という原材料や提供の仕方、さらに価格等に条件のある中、実現可能な方法を模索し調整がされてきました。
そしてついに2022年、ヴィーガンメニュー導入が実現致しました。

当法人ベジプロジェクトは、食堂を運営されている東京大学の消費者生活協同組合(東大生協)の理事の方、食堂の店長様を含め関係者の皆さまや学生さんと打合せを重ね、メニューや事業者の紹介、試食会等においてご協力をさせて頂きました。

 

東大生協の食堂としてベジプロジェクトのヴィーガン認証を取得され、該当のメニューは全て原材料の確認をさせて頂いております。
また、該当メニューのメニューカードやPRポスター、入口にあるデジタルサイネージには、分かりやすくヴィーガンマークの表示があります。

東京大学消費生活協同組合 公式HP リリース

 

ヴィーガンメニューは順次、各食堂で展開予定ですが、まず導入が始まったのは、東大の中でも最も多くの方が利用する中央食堂(本郷キャンパス)です。
東大のシンボルとも言われる「安田講堂」の地下にあり、きれいで洗練された雰囲気の食堂です。
こちらの食堂は、学生および教職員の皆さまといった学内関係者の方はもちろん、学外の一般の方も利用することができます

 

メニューは、大豆ミートを使ったカレーやパスタ、さらに副菜もそれぞれ複数の種類があり、日替わりで毎日提供されています。

入口にあるデジタルサイネージ

ヴィーガンの選択肢があることは、ベジタリアンやヴィーガンの方を含めた食の多様性への対応でもあり、SDGsや動物福祉、そしてより健康的な生活にも結び付きます。
学生さんはじめ食堂を利用される皆さまにとってヴィーガンについて知ったり取組んだりする一助になることができましたら幸いです。
東大という日本最高峰の教育機関でヴィーガンメニューを導入することができたことを光栄に感じております。

目標に向かって尽力してくださいました東大生協の関係者の皆さま、お力添えを頂きました関係者の皆さまに心より御礼を申し上げます。

 

中央食堂でのランチの一例。
大豆ミートのほうれん草カレー、彩やグリーンサラダ、茄子と大豆ミートの甘辛そぼろ、おくらのお浸し

 

東大のヴィーガンメニュー導入に関し、さらに詳細に関してはベジタイムの記事をご覧ください。

東大生協食堂公式HPhttps://www.utcoop.or.jp/service/cafeteria/
本件に関する公式リリース記事https://www.utcoop.or.jp/news/news-16522/
※基本的には一般の方も食堂を利用できますが、新型コロナウイルスの感染状況によってはキャンパスの入構制限を行っている可能性があります。
事前に大学当局の「新型コロナウイルス感染症に関連する対応 各キャンパスの入構制限情報」をご覧ください。

 

【ベジプロ大学】

ベジプロジェクトは、代表である川野陽子が在籍中であった京都大学の学生食堂へヴィーガンメニューを導入することから始まりました。

現在ベジプロジェクトはNPO法人として、企業や自治体、国際団体等の協力を含め活動の幅を広げていますが、学生さんの毎日の食事に直結する学生食堂へのヴィーガンメニュー導入活動も「ベジプロ大学」というプロジェクトとして続けています。

ベジプロジェクトは、大学の食堂運営者と本気の学生をサポートします。
あなたの大学にヴィーガンメニュー・ベジタリアンメニューを導入しませんか?

ベジプロジェクトおよびベジプロ大学のホームページをご覧の上、ご連絡をお待ちしております!