当法人ベジプロジェクトジャパンは京都大学の食堂にヴィーガンメニューを導入する活動から始まりました。現在も大学生が各自の大学でヴィーガンメニューの導入や情報発信に取り組むことを支援する「ベジプロ大学」という事業を行っています。
九州大学でも学生が主体となり、食堂を運営する生協を巻き込みながら「九州大学ベジプロジェクト」が進行中です。昨年の8月にはヴィーガン対応メニューの試食会が開催され、その結果、学生食堂へのヴィーガンメニューのお試し導入に繋がりました。

ヴィーガンメニューのポップ(九州大学の食堂)
「キーマカレー」「タコライス」「クラムチャウダー風」のヴィーガン料理試食会
九州大学ベジプロジェクトは、大学の食堂にベジタリアン・ヴィーガン対応メニューを導入することを目的とした活動を行っています。学生を対象としたアンケート調査の実施や大学関係者との意見交換を行いながら、メニュー導入に向けた準備を進めてきました。
その活動の一環で、九州大学ベジプロジェクトの学生は2024年8月20日にヴィーガン料理の試食会を開催しました。こちらは、学生食堂を運営する大学生協の方々にヴィーガンメニューの魅力や重要性を伝え、メニュー導入に向けての議論を進めることを目指し、開催されました。
試食会には学生と食堂や大学の関係者が参加し、学生によるプレゼンテーションに続きヴィーガン料理の試食と交流会が行われました。
試食のメニューは、学生を対象としたアンケート調査で最も人気のあった「キーマカレー」「タコライス」「クラムチャウダー風」の3品を提供しました。キーマカレーとタコライスには、当法人のヴィーガン認証を取得しているコッチラボ株式会社のソイミンチが使用されました。
試食会の参加者からは、ヴィーガンの選択肢が増えることへの期待、試食を通じてヴィーガン料理に興味をもったとの感想、さらには活動への感謝の言葉が寄せられました。
「キーマカレー」のお試し導入
試食会を経て、大学の食堂に4日間のお試し導入が行われました。この期間中提供されたのは、試食会でも好評だった「キーマカレー」でした。
九州大学で提供される通常のキーマカレーは、0からスパイスを使って作られています。今回提供されたヴィーガン仕様のキーマカレーも、カレールゥを使わない手作りでした。ソイミンチを使用することで、たんぱく質が豊富で、満足感のあるメニューに仕上がりました。
このヴィーガンメニューのお試し導入が今後発展していくことを願っています。
試食の機会を作ってくださった大学生協、試食会の参加者やメニュー注文された皆様に感謝申し上げます。
九州大学ベジプロジェクトの皆さん、お疲れ様でした!
当法人は今後も、「ベジプロ大学」を通じて、大学にヴィーガンメニューを導入する大学生の活動をサポートします。また、ヴィーガン・プラントベースの選択肢を増やす活動を「仕事」として取組むことを体験できるインターン生も募集しています。
自身の大学の食堂にヴィーガンメニューを導入したい、またはインターン生として当法人の活動に関わりたいと思う学生さんからのご連絡をお待ちしています。ご関心のある方は、下記のメールアドレスまでお問い合わせください。
saiyou [at] vegeproject.org ※[at]を「@」にご変更ください。