2025年9月26日、当法人NPO法人ベジプロジェクトジャパンと、韓国ヴィーガン認証機関 (KVCS)は、両者のヴィーガン認証における相互認証の制度を開始しました。これにより、当法人のヴィーガン認証を取得している事業者は韓国で最も広く利用されているヴィーガン認証をより簡単に、韓国ヴィーガン認証協会の認証を利用する際に通常かかる年間料金を負担することなく取得できるようになりました。
※詳細は下記に記載の「相互認証の内容」を参照ください。
韓国ヴィーガン認証協会(KVCS)及び当法人について
■韓国ヴィーガン認証協会
韓国ヴィーガン認証協会(Korea Agency of Vegan Certification and Services = KVCS) は、2018年に韓国で初めて設立されたヴィーガン認証機関です。2024年に認証商品数が1万件を突破し、現在は韓国で最も多く利用されているヴィーガン認証マークを発行しています。
認証業務に加え、国内の研究所や協同組合、政府機関などと協業し、韓国におけるヴィーガン市場の拡大に取り組んでいます。さらに、AVA SummitやAFADなど、国際的な会議にも参加し、世界の団体とのつながりを深めています。
■NPO法人ベジプロジェクトジャパン(当法人)
企業、自治体、政府、大学、国際団体と協力し、ヴィーガン・プラントベースの選択肢を広げる事業を行っています。
その事業の一つとしてヴィーガン認証を実施しています。当法人のヴィーガン認証マークはカゴメ㈱、ハインツ日本㈱、キッコーマン㈱などの大手メーカーから中小企業の商品にまで広く採用され、現在国内で最も利用されているヴィーガンマークです。
認証の他、自治体や政府の関連事業への参画(詳細はこちら)、大学や飲食店でのメニュー導入支援、ベジマップ制作なども展開しています。ドイツ、米国、香港、台湾、マレーシア、ベトナムなどで行われる国際サミットには例年招待を受け、登壇実績も多数あります。
東京ビッグサイトで調印式と両団体代表のトークイベントを実施
2025年9月26日〜28日、東京ビッグサイトで国際ヴィーガンイベント「ASIAN VEGAN CONNECT 2025」が開催されました。初日の夕方には同イベント内で「ASIAN VEGAN AWARDS」(旧:JAPAN VEGAN AWARDS)が実施されました。
昨年は当法人代表がこのアワードで大賞を受賞しました。今年は当法人代表とKVCS代表の両名がノミネートされました。また、授賞式の結びのプログラムとして、相互認証の締結に関してアナウンスされ両法人の代表がステージに上がり、調印式を行いました。
さらに、翌27日には両法人の代表によるトークイベントが行われました。ここでは、日韓におけるヴィーガン市場の拡大状況や成功事例、消費者層の特徴に加え、韓国で注目される日本製品や、相互認証を踏まえた今後の展望についても議論が交わされました。
トークイベントの参加者には、動物由来原料不使用で当法人のヴィーガン認証を取得している、JA全農たまご株式会社の「畑から生まれたたまご」をプレゼントしました。
相互認証の内容
今回の合意に基づき、当法人のヴィーガン認証を取得している企業は、韓国ヴィーガン認証協会の認証を利用する際に通常かかる年間料金を負担することなくより簡単な手続きを通じて韓国ヴィーガン認証協会のヴィーガン認証を取得できるようになりました。また、当法人での認証が継続している限り、韓国ヴィーガン認証協会のヴィーガン認証マークも利用を続けることができます。
※一部の製品カテゴリーでは、相互認証を取得する前に検査が必要とされます。検査費用は1製品あたり18,000~90,000KRW(約1,900~9,500円)です。
なお、KVCSの認証を取得している企業も、当法人から同様の優遇を受けることができるようになりました。
ご相談窓口
当法人のヴィーガン認証や韓国へのヴィーガン商品の輸出に関するお問い合わせは、下記のメールアドレスまで。
NPO法人ベジプロジェクトジャパンヴィーガン認証担当: certification@vegeproject.org